オイル百科

サンフラワー
(ひまわり)オイル

熱に強く揚げものに最適な食用オイル

サンフラワー(ひまわり)オイルは、ひまわりの種子を圧搾して作る油です。キク科に属しているひまわりは育ちやすく強い植物で、様々な用途に利用されています。美容マッサージに使われるクリームやローション、サンオイルなどにもなりますが、食用にもなります。
サンフラワー(ひまわり)オイルの特徴は飽和脂肪酸が少ないことです。多価不飽和脂肪酸を高水準で含んでおり、リノール酸やビタミンEといった成分を多く含みます。
サンフラワー(ひまわり)オイルには、高オレイン酸型と高リノール酸型の2種類があります。
高オレイン型はオレイン酸が80%以上を占め、高リノール酸型はリノール酸が65%ほどを占めます。
高リノール酸型のサンフラワー(ひまわり)オイルは酸化しやすく、メインのオイルには向きませんが、高リノール酸型は熱に強く、酸化しにくいという特長があります。

サンフラワー(ひまわり)オイルがカラダに良い理由

高オレイン型のサンフラワー(ひまわり)オイルは、老化や病気の原因となる活性酸素を抑制する抗酸化成分が含まれており、肌トラブルを防ぎ、血管病予防など健康の維持にも役立ちます。
腸の活動を活性化する効果もあり、便秘も改善します。
また、善玉コレステロールを減らすことなく悪玉コレステロールだけを減少させてくれます。
ほかにも、豊富なポリフェノール、クメスタンによって、女性ホルモンのバランスを整えてくれたり、動脈硬化・胸やけ・胃酸過多・胃潰瘍・便秘・老化等の予防効果も期待できます。
また、オリーブオイルと同様に、体内で酸化されにくいこともサンフラワー(ひまわり)オイルの特長です。

サンフラワー(ひまわり)オイルを使った調理のポイント

サンフラワー(ひまわり)オイルはにおいもなく、どんな料理にも合います。
熱にも強く、加熱しても効果が薄れることがないので、揚げもの調理にもぴったり合います。加熱しても効果が薄れてしまうこともありません。もちろんドレッシングに使って、サラダにかけたりすると効率よくひまわり油を摂取できます。

サンフラワー(ひまわり)オイルの美容効果

サンフラワー(ひまわり)オイルには、ひまわり油は硬くなってしまった肌にうるおいを与えてくれる作用があります。肌がカサカサしてかゆくなってしまう人や乾燥肌の方にもおすすめです。キメも整えてくれますので、肌荒れの予防にマッサージに使ったり、メイク落としに使うのに最適です。
デリケートな赤ちゃんの肌にも使うと、乾燥を防いでくれます。
ただし、トラブルを避けるために、肌に使う前には必ずパッチテストを行いましょう。

また、髪に良いとされる椿オイルと似た性質があり、髪にしっとりとした潤いとツヤを与え、乾燥によるダメージヘアを回復し、切れ毛や枝毛といった髪のトラブルにも効果があります。
さらに、サンフラワー(ひまわり)オイルには抗炎症作用がありますので、打ち身や皮膚疾患にも良いと言われています。

ただし、中には、溶剤抽出や高精製された粗悪なサンフラワー(ひまわり)オイルもあります。これらは有害物質を含んでいることがありますので、お肌に使用するのは避けたほうがいいでしょう。

サンフラワー(ひまわり)オイルの成分

オレイン酸 75%
リノール酸 10%
バルチミン酸 4%
11%

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熱に強く揚げものに
最適な食用オイル