グレープシードオイル

ポリフェノールとビタミンEが豊富なブドウのオイル

グレープシードオイルは、白ワインをつくるブドウの種子を乾燥させ、搾油したオイルです。ワインでおなじみのポリフェノール、レスベラトロールが多く含まれ、ビタミンEはオリーブ油の約２倍以上も含まれているため、抗酸化力がとても高く、血行を良くし、抗がん、抗アレルギー、血管病予防などが期待されています。食品の酸化も防ぎます。
グレープシードオイルはオリーブオイルなどに比べてリーズナブルですので、お得なオイルを使いたい方におすすめです。

グレープシードオイルがカラダに良い理由

グレープシードオイルは、ワインと同じようにポリフェノール類を多く含んでいることが大きな特長です。とくにチリ産のグレープシードオイルは、オリーブオイルの2倍のポリフェノールがあると言われます。これにより、悪性コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化を予防してくれる働きがあります。
コレステロール0％の食用油で、主成分はリノール酸とオレイン酸です。
リノール酸は古くなり酸化すると有害な過酸化脂質を作ると言われますが、グレープシードオイルにはビタミンＥがオリーブ油の約２倍以上も豊富に含まれているため、酸化されにくいオイルです。そのため、市販されているグレープシードオイルには酸化防止剤などの添加物が含まれていません。
ビタミンＥは、また、血行を良くし、若さを保つ働きがあります。抗酸化作用のおかげで、食品の酸化も防ぎ、体内で発ガンの元となる過酸化脂質が作られにくくなります。
さらに、ぶどうの種に含まれている抗酸化物質プロアンソシアニジンは、心臓病、がん、老化などを引き起こす活性酸素を除去してくれるといわれています。
花粉症やアトピー性皮膚炎にも有効で、胃の弱い人や病人食、老人食にも適しています。
ただし、リノール酸が多いので摂りすぎには注意しましょう。

グレープシードオイルを使った調理のポイント

べとつかず、さらりとしており、油特有のにおいはありません。油はねも少なく、油ぎれもいいオイルです。高温に強く焦げにくく、短時間で熱が通り、からりと揚がるので天ぷらにも向いています。酸化もしにくいので、揚げ物に使用したものを炒め物などにも転用できます。
素材そのものの味を引き立たたせ、ドレッシング、マリネ、炒め物、ソテー、揚物、焼き物、鉄板焼きなどに適しています。
オムレツなどの卵料理、クレープ、ケーキ、菓子に使うと、ふわふわとやわらかく仕上がります。
お米を炊く前に一滴落とすと、ツヤツヤした美味しいご飯が炊き上がるとも言われます。
ぶどうの種の種類により、濃い緑色のものから薄い黄色をしたものまでありますので、ドレッシングなどでは濃い緑色のもの、揚物には薄い黄色のものと使い分けるといいでしょう。

グレープシードオイルの美容効果

グレープシードオイルはアンチエイジングに効果的で、高い美肌効果が期待できます。
気になる部分をピンポイントでケアでき、入浴後にがさつく脚などにグレープシードオイルを塗り、マッサージすると、さらっとしつつしっとりと保湿してくれます。
オイルの中でも刺激が少なく、デリケートな肌質の方でも問題なく使えます。
オリーブオイルよりもべたつかず、すべりが良く、後処理が簡単というメリットがあり、グレープシードオイルを使用しているエステティックサロンもあります。アロマテラピーではキャリアオイルのベースとして使えます。
シャンプー前のヘアパックにも使うとしっとりしなやかな髪になります。赤ちゃんの保湿マッサージにも使えます。