そんなあなたに必要なオイル

【赤ちゃんに】
離乳食に使っても大丈夫なオイルの選び方

【赤ちゃんに】離乳食に使っても大丈夫なオイルの選び方

子どもの離乳食がスタートすると、「赤ちゃんのための食事作り」がスタートします。
離乳食作りは、大人の食事のように、素材や調理方法など「なんでも良い」というわけにはいきません。誰もが安全性について知識豊富なわけではないですよね。

乳児期から幼児期にかけての食事は、その後の長い人生に影響を与えます。この時期の「食事習慣」が、将来の健康に多大な影響を与えると言っても過言ではないのです。
ママ・パパとしての責任は重大!

子どものために、できるだけ「質の良いもの」「カラダに良いもの」を与えたいママやパパのために、「離乳食に使えるオイルの選び方」を解説します。

オイルの質は、種類によって大きく変わる!

離乳食期の赤ちゃんにとっても、幼児期の子どもにとっても、「脂質」は重要な栄養素のひとつ。まったく摂取しないのは、問題外です。
離乳食では、生後9~11カ月頃から、徐々に食用オイルを使用することができます。
食用オイルを使用することによって、調理の幅は広がりますし、素材の風味をより一層楽しむこともできるでしょう。
子どもに「食事の楽しさ」や「素材の美味しさ」を伝える上で、オイルは非常に強力なサポートをしてくれます。
適量を意識しながら、ぜひ積極的に摂取していきましょう。

ただしここで大切なのは、「オイルの質」に注目するということです。
ひとことで「オイル」と言っても、その種類は実にさまざまです。オイルの中には、人間の体に悪い影響を与えやすいものもあれば、良い影響を与えてくれるものもあるのです。子どもの体を思うなら、「人間の体にとって良いオイル」を積極的に選びたいですよね。
具体的にどのようなオイルを選べば良いのか、しっかりと頭に入れておきましょう。

キーワードは「低温圧搾」と「トランス脂肪酸フリー」

赤ちゃんの食事にオイルを使う際に、チェックしたいキーワードは以下の二つです。

  • 低温圧搾
  • トランス脂肪酸フリー

それぞれ、いったいどういった意味なのでしょうか。気になる点を詳しく解説していきます。

低温圧搾とは?

低温圧搾とは、油の原材料となる果実や種子に対して、化学処理を行わずにそのまま油を搾りだすスタイルで作る方法のことです。

低温圧搾という表記がないオイルの場合、高温にしたり石油系の溶媒を使ったりしてオイルを取り出すケースがほとんどです。こちらの方法の方がコストパフォーマンスに優れているからです。
でも、低温圧搾以外の方法で作られたオイルは、原材料の栄養素や風味が奪われ、「質の低いオイル」になってしまっているケースがほとんどです。
いくら「体に良いオイル」を選ぼうとしても、努力が無駄になる可能性が高くなってしまうのです。
低温圧搾で作られたオイルかどうかは、パッケージをチェックすればわかります。ぜひこだわって選択してみてください。

トランス脂肪酸フリーとは?

トランス脂肪酸は、健康面で悪影響を及ぼしやすい、質の悪いオイルとして知られています。過剰摂取をすると、以下のようなリスクが増大すると言われています。

  • 心疾患
  • がん
  • 糖尿病
  • うつ病
  • 免疫機能の低下
  • 悪玉コレステロールの増加

近年、アメリカでは、このトランス脂肪酸に対する認識が大きく変わってきています。2018年からは食品にトランス脂肪酸を添加することが全面的に禁止されています。
でも日本ではまだ、トランス脂肪酸に関するリスクが、それほど注目されていませんので、知らない人も多いかもしれません。ごく普通に入手できる食品の中にも、トランス脂肪酸が含まれているケースも多くあります。
日本では、自分自身で「トランス脂肪酸フリー」という記載がある商品を、賢く選択することが大切です。
トランス脂肪酸は、マーガリンのほか、スナック菓子などにも使われているケースがあります。
少量であれば害はないとはいえ、子どもにとって「積極的に摂取したいもの」とは言えません。
離乳食の時期から、できるだけ避ける工夫を取り入れてみてください。

離乳食期に選ぶべきオイルの種類は?

これらの注意点を踏まえて、離乳食期に選びたいオイルは、以下のとおりです。

  • バター
  • オリーブオイル

バターは、油としてだけではなく、食品の風味付けにも一役買ってくれるもの。料理の味にコクをプラスしてくれます。
トランス脂肪酸のリスクを考えると、マーガリンよりもバターを選ぶべきでしょう。
またサラダ油の代わりに使用したいのが、オリーブオイルです。カラダに良いオイルとして知られていて、加熱にも強く使い勝手が良い特徴があります。
店頭でオリーブオイルを選ぶときには、「低温圧搾」というワードが記載されているものを選ぶようにしましょう。

離乳食期の赤ちゃんへのオイルの使用は、「控えめに、少量ずつ」を意識するのが基本です。
いくら「質の良いオイル」であっても、赤ちゃんのカラダに負担がかかるような状況は、避けた方が無難です。
赤ちゃんの様子を見ながら、食事の幅を広げていきましょう。
くわしくは次の参考記事を読んでくださいね。

参考記事
離乳食にもオススメ!オリーブオイルはいつから使える?注意点は?
離乳食に使えるオイルの基礎知識

【赤ちゃんに】離乳食に使っても大丈夫なオイルの選び方 まとめ

離乳食期の赤ちゃんに与えるオイルについて、頭を悩ませるママやパパは珍しくありません。
脂質は、人間の体にとって必要な栄養素のひとつ。でも、摂取の仕方やオイルの種類を間違えてしまうと、カラダに大きな負担がかかってしまいます。特に体の小さな赤ちゃんは、食事の内容から受ける影響も大きくなりがちです。
バターやオリーブオイルなど、質の良いオイルを正しく選び、賢く使うことで、健康を守っていくことができるでしょう。
「いったい何をどう選べば良いの?」と悩んだときには、ぜひ今回ご紹介したことを参考にしてみてください。

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