オイルで健康になるオイルの選び方

揚げものにも使える、高温に強いお勧めオイル

揚げものにも使える、高温に強いお勧めオイル

食用オイルには様々な種類がありますが、オイルによっては、加熱するべきでなく、揚げものに使うなどもってのほかというものもあります。
どんなオイルなら揚げものに使っても大丈夫で、しかもおいしくいただけるのでしょうか。

揚げものにも使える食用オイル7種

以下に、揚げものなどの高温で使っても問題ないオイルをご紹介します。
ただし、これはすべての食用オイルに言えることですが、製造方法によっては加熱に向いていないものもありますので、注意してください。

カラッと美味しい「なたね油」

なたね油はアブラナが原料です。今は有害物質を含まない、高品質のなたね油が簡単に手に入りますが、国産製は希少なので、キャノーラ油などと比べると2倍以上の価格になっていることもあります。カラッとした仕上がりになるなたね油は、揚げもの全般に適しています。

香ばしさが魅力の「ゴマ油」

香ばしい匂いが特徴的なゴマ油。ゴマの成分によって酸化しにくいという特長もあり、揚げ物に向いています。
ただし、エビフライやとんかつなどに用いると、衣が油を吸いすぎてしまうこともあります。そのため、揚げもの料理の中でも、素揚げや唐揚げ、天ぷらなどにオススメの油です。

油切れのいい「こめ油」

こめ油は、酸化に強く、光などでも変質しにくく、保存性に優れたオイルです。揚げもの料理全般に向いています。高温になる揚げものに使っても、酸化しにくいのが特長です。
油の切れもよく、胃もたれしにくいので、揚げ物料理全般に向いています。

ハイオレックタイプを選びたい「紅花油」

名前の通り、紅花を原料としたオイルです。種類によっては、必須脂肪酸であるリノール酸(オメガ6系)のみが多く、オレイン酸(オメガ9系)が少ないものもありますので、選ぶ際には注意してみましょう。オレイン酸を多く含む「ハイオレックタイプ」のものを選ぶと身体にも良い効果を期待できます。
紅花油はクセのない味で油の切れもよく、胃もたれしにくい油なので、揚げ物料理全般にオススメです。

素揚げやフリッターなら「オリーブオイル」

オリーブオイルは、主に調理用に精製された「ピュアオイル」と、オリーブ独特の風味が残っている「エキストラバージン」に分かれます。揚げものに使うなら、ピュアオイルのオリーブオイルですが、揚げものはとても高温ですから、酸化も早く進み、使い回すのはおすすめできません。揚げもの料理の中でも、あまり大量のオイルを使わない素揚げやフリッターなどに向いています。

独特の香りがある「コーン(とうもろこし)油」

コーン油は、とうもろこしの胚芽を原料としている油です。種類にもよりますが、リノレン酸の量が少ないのが特長です。
コーン油は揚げもの料理全般に使えますが、独特の香りがあります。もしかしたら、好みが分かれてしまうかもしれません。

クセのない「ひまわり(サンフラワー)オイル」

ひまわり油は、ひまわりの種から抽出された油です。オリーブオイル以上のビタミンEを含んでいることや、コレストロール吸収を抑えてくれる働きのある「植物ステロール」を多く含んでいることになります。
抗酸化作用もあるため、揚げ物などの高温にも問題ありません。
【参考】 ひまわり(サンフラワー)オイル
ひまわり(サンフラワー)オイルは匂いや味にクセがないため、揚げ物料理全般にオススメできます。

健康のために注意したいオイル

オイルによっては、揚げものなどの高温で加熱すると酸化して、身体に有害な成分を作り出してしまうものがあります。製造方法によって有害成分が発生することもあります。

サラダ油

スーパーでよく売られているサラダ油は、植物油脂の一種で、料理用に精製されている油のことを指します。低温になっても濁ったり固まったりしないように作られており、様々な料理に使いやすいように工夫されています。
「サラダ油」であることの基準は、原材料にとして、なたね・とうもろこし・ひまわり・大豆・ごま・米・落花生・絹実・紅花の9種類が使用されていることです。
多くの種類のサラダ油がありますが、製造方法によっては身体に有害と言われてしまうものもあるようです。
これは、サラダ油に含まれる脂肪酸の一種であるリノール酸やトランス脂肪酸が多く含まれていることが理由です。これらを過剰摂取してしまったり、適切でない調理方法をしてしまうと、健康が損なわれることがあります。
適量を摂取したり、適切な使い方、保存をすれば、必ずしも危険であるとは言えませんし、安全性も製造方法や原料によっても異なります。
多くのサラダ油は精製度が高いので、固まりにくく、風味や香りもあまりありません。精製の過程で高温処理や薬剤処理をしている場合もありますので、サラダ油を買うときにはラベルを確認してみてください。「玉締め圧搾」「低温圧搾」といった製造方法が表示されている場合は、比較的安全性が高いものです。「食用精製加工油脂」と表示されている場合は、溶剤などを使っているサラダ油である可能性が多いと言えます。

キャノーラ油

キャノーラ油は、サラダ油と同じく、スーパーなどで馴染み深いオイルです。「コレストロール0」などと記載されているので、日常的に使っている方も多いと思います。
キャノーラ油とは、なたね油の一種ですが、カナダで品種改良をしてできた「キャノーラ品種」の原料が使われています。
キャノーラ油も、製造方法に問題があるものがあり、薬剤を使った抽出方法で大量生産されているものがあります。
海外では遺伝子組換えをした作物も多く、安全性については十分注意したい状況です。

揚げものにも使える、高温に強いお勧めオイル まとめ

今回は、揚げものに向いている食用オイルについてご紹介しました。
酸化しにくいオイルもありますが、基本的には劣化していないか、十分に注意することが必要です。オイルの中には、他のものにない独特の匂いや風味がありますので、好みによって試してみると、やみつきになってしまうものがあるかもしてません。
お店で買える商品の中には、揚げものに向いていなかったり、健康上の被害が心配なものもありますので、製造方法の表示には注意しましょう。

食用オイルには様々な種類がありますが、オイルによっては、加熱するべきでなく、揚げものに使うなどもってのほかとい Read More